週刊文春の報道で賠償命令、2審は920万円に増額 [日経新聞]
2004年2月23日 時事ニュース
02月23日付 日経新聞の報道「週刊文春の報道で賠償命令、2審は920万円に増額」へのコメント:
Yahoo!ニュースより引用
まだまだ日本の裁判制度も甘いな・・・。
無実の研究者を殺したマスコミをもっと厳罰に処すべきだと思う。
聖嶽遺跡は旧石器時代の遺跡の中で石器と人骨が一緒に出た唯一の遺跡でした。教科書にも載っている遺跡です。
しかし、人骨の科学的分析などから旧石器時代のものであることは否定されてしまいました。
それはつい最近のことだったと思います。
捏造事件があった少し後
週刊文春が聖嶽遺跡の捏造疑惑を報道しました。
発掘を行った賀川先生は週刊文春の報道に対し「抗議」という意味を込めてご自身の命を絶ちました。
研究者として、発掘を行ったものとしてこのような報道は
酷すぎるものです。
聖嶽遺跡の位置づけについて疑問を持つ研究者はいました。
しかし「捏造だ」と考える研究者は誰もいなかったと思います。
捏造事件を受けて、この位置づけに疑問を持つ意見を
ねじまげた見方で報道したマスコミは許せません。
こんな記事を書いた記者は裁判にかけるべきです(言い過ぎたかな。)
賀川先生の論文は聖嶽遺跡のような旧石器だけじゃなく
縄文、弥生と幅広く、九州の考古学について書いています。
研究者にだって誤認はあると思いますし、
えらい研究者が唱える説だって
必ず批判や逆の意見だってあります。
ちなみに捏造は故意の行為です。
この聖嶽遺跡の場合、
誤認もしくは
洞窟遺跡という立地上、新しい時代の遺物が旧石器時代の遺物包含層に自然的作用によって混ざってしまった、ということが考えられます。
この報道については頭にきたし、
賀川先生が自殺したことはショックでした。
(面識ないけどさ)
だから、裁判ももっと週刊文春に対して厳しく判決を下して欲しかった。
そしてそれ以上に
マスコミ報道の怖さをあらためて思い知らされました。
あらためて
賀川先生の御冥福をお祈りします。
すみません、今日の日記は結構週刊文春批判の色が濃いです
Yahoo!ニュースより引用
「週刊文春」の遺跡ねつ造疑惑報道に抗議し自殺した賀川光夫・元別府大名誉教授=当時(78)=の遺族が、文芸春秋側に3300万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁の小林克已裁判長は23日、遺族に対する賠償額を660万円とした大分地裁判決を変更、920万円の支払いと謝罪広告の掲載を命じた。
判決によると、同誌は2001年1−3月、大分県本匠村の聖嶽遺跡で賀川氏が石器などをねつ造したかのように報道。賀川氏は掲載後に「死をもって抗議する」と遺書を残して自殺した。
昨年5月の1審判決は賠償と謝罪広告の掲載を命じ、原告、被告の双方が控訴した。
文芸春秋側は控訴審で「遺跡の不自然さを学術的な点から指摘しただけだ」と主張。遺族側は「記事の悪質さに比べ賠償額が低い」としていた。
聖嶽遺跡は1962年、賀川氏らの調査で旧石器時代とされたが、99年の再調査で「旧石器時代とは確認できない」と報告された。(共同通信)
まだまだ日本の裁判制度も甘いな・・・。
無実の研究者を殺したマスコミをもっと厳罰に処すべきだと思う。
聖嶽遺跡は旧石器時代の遺跡の中で石器と人骨が一緒に出た唯一の遺跡でした。教科書にも載っている遺跡です。
しかし、人骨の科学的分析などから旧石器時代のものであることは否定されてしまいました。
それはつい最近のことだったと思います。
捏造事件があった少し後
週刊文春が聖嶽遺跡の捏造疑惑を報道しました。
発掘を行った賀川先生は週刊文春の報道に対し「抗議」という意味を込めてご自身の命を絶ちました。
研究者として、発掘を行ったものとしてこのような報道は
酷すぎるものです。
聖嶽遺跡の位置づけについて疑問を持つ研究者はいました。
しかし「捏造だ」と考える研究者は誰もいなかったと思います。
捏造事件を受けて、この位置づけに疑問を持つ意見を
ねじまげた見方で報道したマスコミは許せません。
こんな記事を書いた記者は裁判にかけるべきです(言い過ぎたかな。)
賀川先生の論文は聖嶽遺跡のような旧石器だけじゃなく
縄文、弥生と幅広く、九州の考古学について書いています。
研究者にだって誤認はあると思いますし、
えらい研究者が唱える説だって
必ず批判や逆の意見だってあります。
ちなみに捏造は故意の行為です。
この聖嶽遺跡の場合、
誤認もしくは
洞窟遺跡という立地上、新しい時代の遺物が旧石器時代の遺物包含層に自然的作用によって混ざってしまった、ということが考えられます。
この報道については頭にきたし、
賀川先生が自殺したことはショックでした。
(面識ないけどさ)
だから、裁判ももっと週刊文春に対して厳しく判決を下して欲しかった。
そしてそれ以上に
マスコミ報道の怖さをあらためて思い知らされました。
あらためて
賀川先生の御冥福をお祈りします。
すみません、今日の日記は結構週刊文春批判の色が濃いです
コメント